介護の仕事をしていると様々な壁にぶち当たることがある。
後輩がいつまでたっても仕事のミスを繰り返す、上司の指示が曖昧で分かりづらい、入居者が勝手な行動ばかりとりトラブルが絶えないなど様々だ。
そのような壁にぶち当たった時、マインドひとつで壁を乗り越え、社会人としても大きく成長をすることができる。
成長して仕事ができる人になるために共通するマインドとは何だろう。
それは「自責思考」である。
といってもこの失敗はすべて自分の責任だと抱え込み暗くなってしまうことではない。
「もしこの状況が自分によって作り出されたなら」と考え、「じゃあ自分には何ができるのか」と発想を転換して建設的な方向に進めるものだ。
もし後輩がいつまでたってもミスが治らず、周囲に迷惑をかけているのなら、「自分が後輩のミスを増やしているのだとしたら」と考え「どのように私の働きかけで後輩のミスを減らせるだろうか」と課題を設定することができる。
そして、その課題に取り組むことで社会人としてのスキルが大きく成長する。
私たちは往々にして起こった問題を他人や環境のせいにする「他責思考」に陥りがちである。
上司の指示があいまいで失敗してしまったと考えてしまえば、仕事の失敗は自分ではなく上司のせいで自分に改善すべきところなど一つもないと考えてしまうだろう。
しかしそれでは成長にはつながらないし、その状況はいつまでたっても好転しない。
そうならないためにも、「自責思考」というマインドは重要なのだ。
このように、仕事ができる人は「自責思考」などの共通したマインドを持っていることが多い。
今後、もっと介護の世界で活躍するためには、仕事ができる人の持つマインドをしっかりと学んで仕事に取り組んでほしい。